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Razer Pro Click V2 Vertical実機レビュー|ゲームに使える?重さや操作感を徹底チェック

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縦型マウスに興味はあるけれど、「本当に使いやすいの?」「ゲームでも使えるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、ゲーミングデバイスの老舗ブランドRazer(レイザー)から登場したのが、ブランド初の縦型エルゴノミックマウス「Razer Pro Click V2 Vertical」です。

本製品は、右手専用のワイヤレス/有線両対応マウスで、握手するような自然な角度で手を添えることができる独自のエルゴノミクス形状が特徴。

最大30,000DPI対応の高性能センサーや8ボタン構成、最大6か月持続するバッテリーなど、単なるビジネスマウスにとどまらない本気のスペックを備えています。

今回は、実際にこのPro Click V2 Verticalを2週間にわたって使用し、仕事や軽めのゲーム用途での実力をじっくり検証してみました。

縦型マウス初心者から、Razerファンまで必見のレビューをお届けします。

この記事を読むことでわかること
工藤

製品概要|縦型&多機能、スペックは本気

Razer Pro Click V2 Verticalは、ただの縦型マウスではありません。

高性能センサーと多彩な接続方式、長寿命バッテリー、快適性を追求したエルゴノミクスデザインなど、ビジネスユースにもゲーミングにも対応できる本気仕様となっています。

高解像度センサー搭載でゲーミング性能も妥協なし

Razerが誇る「Focus Pro Optical Sensor」を搭載し、DPIは最大30,000とハイエンドゲーミングマウスと肩を並べる性能。

トラッキング速度550 IPS、加速度40Gという数値も、FPSやMOBAなど激しい動作にしっかり対応できるスペックです。

ハイブリッド接続でマルチデバイスもスムーズ

  • HyperSpeed Wireless(2.4GHz)で低遅延ゲーミングにも対応
  • Bluetoothで最大3台までのデバイスを切り替え可能
  • USB-C有線接続で充電しながらも使える

仕事用PCとゲーム用PCを同時に操作するようなマルチタスク環境でも、1台のマウスでスムーズに切り替えて作業が可能です。

Razerらしいライティングとデザイン美

ボディはマットブラックで高級感があり、底面をぐるりと囲む18ゾーンのRGBイルミネーションは控えめながらも存在感を演出します。

光量調整や消灯も可能なので、オフィスユースでも気兼ねなく使用できます。

デザイン&持ち心地|握手するように自然に掴める

Razer Pro Click V2 Vertical最大の特徴は、縦型(バーティカル)デザインによる独自の持ち心地です。

Razerはこの形状を「ハンドシェイクグリップ」と呼んでおり、まるで誰かと握手するかのように、手首を自然な角度でマウスに添えることができるのがポイントです。

手首への負担を軽減する71.7度の傾斜

従来のマウスとは異なり、Pro Click V2 Verticalは手のひらがほぼ垂直に向くよう設計されており、手首を無理に捻らずに操作できるため、長時間の作業やゲームでも疲れにくい設計です。

この約71.7度の傾斜角は、医学的にも理想的な手首の角度に近く、腱鞘炎や手首の痛みに悩むユーザーに特におすすめできます。

右利き専用設計で抜群のフィット感

左右非対称な形状は、右手の形状にあわせて完全に最適化されています。

親指がフィットする左側面には、細かなメッシュ加工が施されており、滑りにくくしっかりと握れるのも嬉しいポイント。

また、左右クリックボタンには適度なくぼみがあり、指が自然に収まるよう設計されているため、操作時の安定感が段違いです。

持ち方は「かぶせ持ち」一択

本機は約150gというやや重量のある本体のため、持ち上げて細かく操作する「つまみ持ち」「つかみ持ち」には不向きです。

手のひら全体で包み込むようなかぶせ持ちがベスト。マウスを安定して操作でき、滑り落ちる心配もありません。

ちょっと異質?だけど使えば分かる快適さ

一見、一般的なマウスと比べて異質で違和感を覚えるかもしれませんが、実際に使用してみるとその握りやすさと自然な角度に驚かされます。

とくに、マウス操作による手首の痛みや疲労が気になっていた人には救世主的な存在になり得るでしょう。

ゲームで使えるのか?実際に検証してみた

Razer Pro Click V2 Verticalは、その見た目や構造から「本当にゲームで使えるの?」という疑問を抱かれがちです。

本章では、筆者が実際に2週間にわたってFPSやアクションゲーム、RTSやMMOなどをプレイしながら検証したゲーミング性能について詳しくお届けします。

FPSで検証|意外な安定感、だが瞬発力は△

最初に試したのは、マウス性能がダイレクトに勝敗へ直結するFPS(ファーストパーソン・シューティング)

今回プレイしたのは『Valorant』『Apex Legends』『Counter-Strike 2』といったハイテンポなタイトル。

搭載されている「Razer Focus Pro Optical Sensor」は、DPI最大30,000、トラッキング速度550 IPS、加速度40Gとハイエンドマウスと遜色ないスペック

実際にプレイしてみても、カーソルの追従性やスナイプ時のエイム精度は非常に良好で、センサー面に関して不満はありませんでした。

一方で気になったのが、約150gという重量と、かぶせ持ち一択という持ち方の制限です。

軽量マウスに慣れているプレイヤーにとっては、マウスを瞬時に持ち上げて位置を修正するような操作がややもたつく印象がありました。

加えて、「つまみ持ち」や「つかみ持ち」ができないことで、素早いフリックやリフト操作に対応しにくいのがFPSでは明確な弱点です。

MMO・RTS・シミュレーションでは快適!

一方で、『FF14』『LoL』『Civilization VI』『Stellaris』といったMMOやRTS、シミュレーションゲームでは、Pro Click V2 Verticalは非常に快適な操作感を発揮しました。

縦型構造によって手首への負担が格段に少なくなり、長時間のプレイでも疲れにくいという恩恵は、特にこのジャンルのゲームで顕著に感じられます。

筆者の場合、連続で4時間以上操作していても、手首の疲れや痺れが出ませんでした。

8ボタン構成を活かして、スキル発動やショートカットキー、マクロなどをRazer Synapse 4で柔軟に割り当てられるため、操作性が劇的に向上。

複雑なUIを素早く操作できるようになり、MMOや戦略系ゲームとの相性は非常に良好といえます。

ソフトウェア|Synapse 4で自在にカスタマイズ

Razer Pro Click V2 Verticalの性能を最大限に活かすには、Razer純正の統合設定ソフトウェア「Synapse 4」の活用が欠かせません。

ボタンの割り当て変更やDPI設定、スリープ時間の調整、LEDライティングのカスタマイズなど、多彩な機能を備えており、自分の使い方に合わせて柔軟に調整することができます。

最大8つのボタンを活用できる本製品では、作業の効率化はもちろん、ゲームでのショートカットやマクロ登録など、カスタマイズ性の高さが大きな魅力となっています。

Synapse 4は、前世代のSynapse 3と比較して、ユーザーインターフェースが大きく刷新され、より直感的な操作が可能になっています。

設定画面の構成がシンプルになったことで、はじめてRazer製品を使う方でも迷うことなく操作できるようになっており、アプリケーションごとに異なるプロファイルを設定することも簡単です。

UIが一新されたことに最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば快適に使いこなせるようになるはずです。

なお、Pro Click V2 Verticalでは、Razerの一部ゲーミングマウスに搭載されている「マウスパッドキャリブレーション」機能のタブは表示されません。

おそらく本製品がゲーミング専用ではなく、ビジネスやクリエイティブ作業にも向けたユーティリティ志向の製品であるためと考えられます。

ただし、実際のセンサー精度には問題がなく、キャリブレーションがなくても安定した操作が可能です。

Synapse 4を導入することで、Razer Pro Click V2 Verticalはより自分好みのマウスへと仕上げることができます。

作業用、ゲーム用、マルチデバイス操作など、用途に応じて最適な設定を用意しておくことで、縦型という一風変わったデザインながらも、非常に柔軟かつ快適な操作体験を得られるでしょう。

まとめ|仕事と軽めのゲームを両立したい人向け

Razer Pro Click V2 Verticalは、縦型というユニークな形状ながらも、高性能なセンサーや8ボタン構成など、Razerらしいこだわりが詰まった製品です。

握手をするような自然な持ち方を促すエルゴノミクスデザインは、長時間の作業でも手首や肩への負担を軽減してくれます。

センサー精度やボタンの反応性も優秀で、かぶせ持ちであれば、軽めのFPSやアクションゲーム程度なら十分に快適にプレイできます。

ただし、マウス自体の重量や縦型という特殊な構造ゆえに、素早いエイムや頻繁な持ち上げ動作が求められる競技性の高いゲームには不向きかもしれません。

ソフトウェア面では、Synapse 4による高度なカスタマイズに対応しており、ゲームと仕事の両方で柔軟に使い分けることができます。

さらに、バッテリー持続時間も最大6か月と非常に長く、日々の充電ストレスから解放される点も魅力的です。

価格は2万円超とやや高めですが、そのぶん機能性や快適性はしっかり備わっており、「仕事中は快適に作業をしつつ、合間に軽くゲームも楽しみたい」というユーザーにぴったりのマウスだと言えるでしょう。

縦型マウスに興味がある方や、長時間の使用で疲れを感じやすい方には、一度試してみる価値のある製品です。

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工藤

最後までご覧いただき、ありがとうございました!私個人に対する質問やご相談は@XAozameXのDMまでご連絡ください。

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