フルHDで快適にゲームがしたい。でも、できれば 価格は抑えつつ、最新世代のGPUを選びたい。
そんな願いを叶えてくれる注目モデルが、MSIから登場した「GeForce RTX 5050 8G VENTUS 2X OC」です。
最新アーキテクチャNVIDIA Blackwellを搭載しながら、エントリークラスらしい手頃な価格と扱いやすさを両立。
さらにDLSS 4 対応によって、上位モデルに迫る滑らかなゲーム体験を実現します。
省電力130Wで冷却も静音性も優秀、サイズもコンパクトと初心者に優しいポイントも盛りだくさん。
一方で、本当に性能は十分なの? 他のGPUと比べてどうなの?と気になる点もあるはずです。
本記事では、RTX 5050 VENTUS 2X OC の特徴・スペック・実ゲーム性能(VALORANT実測あり)・冷却性能・おすすめ用途まで、徹底的にわかりやすく解説します。
「RTX 5050は買いなのか?」が読み終わる頃にはハッキリわかるはずです。
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- RTX 5050 VENTUS 2X OC の特徴とメリット・デメリットが分かる
- 前世代(RTX 3050 / RTX 4060)や競合GPUとの性能差を理解できる
- 実ゲーム性能(VALORANT実測)から、どれくらい快適に遊べるか分かる
- 消費電力・冷却性能・静音性など、使い勝手のリアルな部分が理解できる
- RTX 5050 がどんな人におすすめなのか判断できる
- 最終的に「RTX 5050は買いか?」の結論が明確になる
MSI RTX 5050 VENTUS 2X OCとは?まずは特徴をざっくり解説

エントリークラスGPUの中でも、2025年世代として注目を集めているのがMSI「GeForce RTX 5050 8G VENTUS 2X OC」です。
最新アーキテクチャであるNVIDIA Blackwellを採用しながら、誰でも手を出しやすい価格帯に収まっているため、フルHDで快適にゲームを遊びたい人、初めて自作PCを組む人、電源容量やケースのサイズが限られたユーザーなど、幅広い層に刺さる1枚となっています。
まず押さえておきたいポイントは、RTX 5050が単なる廉価モデルではなく、AI処理やアップスケーリング技術が大きく進化したBlackwell世代の GPUであること。
特にDLSS 4 に対応しており、ミドルクラス並みのフレームレートを引き出せる場面もあるため、価格以上のパフォーマンスを体感できます。
さらに、MSIのVENTUSシリーズらしく、派手なRGBを省いた実用性重視のシンプルデザインも魅力のひとつ。
最新のTORX FAN 5.0を採用したデュアルファン構成・ヒートパイプ・バックプレートなど、上位モデルにも通じる堅実な冷却設計が詰め込まれています。
- 価格は控えめ、性能はしっかり
- サイズが小さく扱いやすい
- DLSS 4でゲーム性能が底上げされる
- 静かで冷える安定設計
スペック詳細まとめ|RTX 5050 VENTUS 2X OCはどれくらいの性能?
RTX 5050 VENTUS 2X OC の性能を理解するうえで、まず注目すべきは「Blackwell世代のエントリーGPU」という立ち位置です。
スペックだけを見ると控えめに見えますが、最新世代特有の最適化やDLSS 4の恩恵もあり、実際のゲーム性能は数字以上に優秀です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5050(Blackwell) |
| CUDAコア数 | 2560基 |
| ブーストクロック | 2602MHz(Extreme 2617MHz) |
| メモリ容量 | 8GB GDDR6 |
| メモリ速度 | 20Gbps |
| メモリバス幅 | 128-bit |
| インターフェース | PCIe 5.0 x8(物理 x16) |
| 消費電力(TDP) | 130W |
| 推奨電源 | 550W以上 |
| 映像出力 | DP 2.1b ×3、HDMI 2.1b ×1 |
| サイズ | 196 × 120 × 41 mm |
冷却性能と静音性|TORX FAN 5.0×2で安定動作

MSI RTX 5050 VENTUS 2X OC は、コンパクトな2スロット設計ながら、上位モデルにも採用される「TORX FAN 5.0」を搭載しており、冷却性能はエントリー帯とは思えないほど優秀です。
派手な装飾を廃しながらも、冷える・静か・安定するという3拍子をしっかりそろえています。
TORX FAN 5.0は単なるデュアルファンではなく、独自のファンブレード設計によって風量と風圧を効率よく高める改良版です。
- 3枚ブレードを束ねて風の流れを集中させる構造
- 低回転でも十分な冷却性能を確保
- 静音性を損なわない効率的なエアフロー
これにより、ゲームプレイ中のGPU温度を安定して抑えられるため、性能のブレ(スロットリング)が起きにくい点が大きなメリットです。
具体的な温度はPCケース環境で変わりますが、一般的な傾向として、以下のようになります。
| アイドル時 | 30〜40℃前後 |
| 高負荷ゲーム時 | 65〜75℃前後 |
Blackwell世代の省電力性も相まって、非常に扱いやすい温度帯で動作します。
130WクラスのGPUとは思えないほど安定しており、夏場でも安心して運用できます。
実ゲーム性能はどれくらい?DLSS 4での伸びもチェック
今回テストに使用したのはRTX 5050 + Ryzen 7 5800Xの構成。
設定は競技勢が最も利用する1080p・Low設定です。VALORANTは軽量タイトルとはいえ、競技シーンでは安定フレームレートが非常に重要。
実際にどこまで出るのかをチェックしていきます。

| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 最大FPS | 654 FPS |
| 平均FPS | 443 FPS |
| 最小FPS(Min) | 352 FPS |
| 1% Low | 215 FPS |
| Frametime | 1.4ms と非常に安定 |
最大654fps、平均443fpsという結果は、エントリーGPUとは思えないレベル。
競技プレイヤーにとって特に重要な 1% Low が200fps超え というのも大きなポイントで、シーンの激しい撃ち合いでも フレームが落ち込まず非常に安定 しています。
VALORANTは軽めのタイトルですが、それにしてもこの数値は驚き。
一般的に競技用モニターは以下のようなリフレッシュレートが主流です。
平均443fpsということは、ほぼ全ての高リフレッシュレートモニターを完全に活かせる性能を持っているということになります。
消費電力と必要電源(PSU)について

RTX 5050 VENTUS 2X OC の魅力のひとつが、非常に扱いやすい低消費電力です。
Blackwell世代では省電力性がさらに向上しており、エントリークラスらしい軽さがしっかり生かされています。
RTX 5050の消費電力は 公称130W。これは、近年のグラフィックボードの中ではかなり低い部類に入ります。
| GPU | TDP |
|---|---|
| RTX 5050 | 130W |
| RTX 3050 | 130W |
| RTX 4060 | 115W |
| RX 6600 | 132W |
| RX 7600 | 165W |
フルHDゲーミング向けGPUとしては理想的な消費電力と言えます。
実測でも、VALORANTやApexなどの軽〜中量級FPSでは100W前後で動作するケースもあり、温度も低く、電源にも優しい設計です。
RTX 5050 VENTUS 2X OCは買いか?まとめ

結論から言えば、RTX 5050 VENTUS 2X OCはフルHDゲーミング特化の最強コスパGPU候補です。
エントリークラスでありながら、Blackwell世代の最適化と DLSS 4 の後押しにより、実性能は価格以上。
VALORANT は400fps超え、フォートナイトやApexでも快適に動作するなど、ライト〜中級のゲーマーには十分すぎるパワーを持っています。
- フルHDゲームなら実用以上の性能を発揮
- DLSS 4対応で、対応タイトルでは上位GPU並みに伸びる
- 消費電力130Wで扱いやすい、省電力設計
- TORX FAN 5.0による高い冷却性能&静音性
- サイズが小さく、ほとんどのPCケースにそのまま入る
- 8pin×1で配線も簡単。初めての自作にも向いている
価格帯を考えると、ここまでバランスよくまとまったGPUはなかなかありません。
RTX 5050 VENTUS 2X OC は、価格・性能・省電力・安定性のバランスが非常に優れたエントリーGPU。
「そこそこ強くて、熱くなくて、静かで、扱いやすくて、価格も抑えたい」そんなユーザーの理想を叶える1枚と言っていいでしょう。
フルHDで快適なゲーミング環境が欲しいなら、間違いなく買いです。
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