「PCIe 5.0対応って、Z790マザーだけじゃないの?」
そんなイメージを覆す、驚きのハイコスパB760マザーボードがGIGABYTEから登場しました。
その名も「B760 GAMING X GEN5」およびWi-Fi 6対応モデル「B760 GAMING X AX」。
ミドルレンジながら、PCIe 5.0×16スロットを搭載し、次世代GPUにもしっかり備えられる構成となっています。
しかも、電源設計や拡張性も抜かりなし。Z790マザーに手が出しづらい人にとって、まさにちょうどいい一枚です。
この記事では、GIGABYTE B760 GAMING X GEN5 / AXの実力を、特徴・機能・他モデルとの違いまで詳しくレビューしていきます。
「PCIe 5.0対応のコスパマザーを探している方」は必見です!
- GIGABYTE B760 GAMING X GEN5 / AX の主なスペックと機能
- PCIe 5.0対応のメリットと、実際に使ううえでのポイント
- GAMING X GEN5とAXの違い(Wi-Fi機能など)
- 電源設計・拡張性の詳細と自作PCにおける相性
- 競合マザーボードと比較した際のコストパフォーマンス
- 「Z790を買わずにB760でPCIe 5.0」を選ぶ価値があるかどうか

今回の記事では、GIGABYTEのマザーボード「GIGABYTE B760 GAMING X GEN5 / AX:PCIe 5.0」をご紹介していくよ!
PCIe 5.0対応で次世代GPUにもフル対応!

GIGABYTE B760 GAMING X GEN5最大の魅力は、PCI Express 5.0 x16スロットを標準搭載している点です。
これにより、従来のPCIe 4.0に比べて帯域幅が2倍(最大64GB/s)に広がり、将来的なグラフィックボードの性能を最大限に引き出す準備が整います。
現在販売されているGeForce RTX 4090やRadeon RX 7900 XTXなどはPCIe 4.0でも十分なパフォーマンスを発揮していますが、2025年後半に登場すると噂されているRTX 5080 / 5090や次世代RADEONシリーズでは、PCIe 5.0の帯域を前提とした設計が進む可能性が高まっています。
つまり、今すぐその恩恵をフルに受けられるとは限らなくても、将来のアップグレードを見越して“PCIe 5.0対応”という選択は、長期的に見れば極めてコスパの良い投資になるのです。
さらに、B760チップセット搭載ということで、Z790マザーよりも価格が抑えられており、それでいて最新世代GPUを見据えたプラットフォームを組めるのは非常に大きなメリット。
高価なGPUに予算を割きつつ、マザーボードは抑えたいというユーザーにとって、このGEN5モデルはまさに理想の選択肢と言えるでしょう。
GAMING X GEN5とAXの違いは?

GIGABYTEのB760シリーズには、「GAMING X GEN5」と「GAMING X AX」という2つのモデルが存在し、見た目は似ていても内部仕様には明確な違いがあります。
自作初心者の方には少しわかりにくい部分でもあるため、ここで両者の違いをしっかり解説しておきます。
モデル名 | PCIe 5.0 x16 | Wi-Fi | 実売価格(2025年6月時点) |
---|---|---|---|
B760 GAMING X GEN5 | ○ | × | 約16,800円 |
B760 GAMING X AX | ×(Gen4) | ○(Wi-Fi 6) | 約17,800円 |
GEN5とAXでPCIeとWi-Fiの有無がトレードオフになっているのがポイント。
「GPU性能を最優先するならGEN5」「無線環境重視ならAX」と、用途に応じて選び分けが可能です。
どちらを選ぶべき?
用途 | おすすめモデル |
---|---|
将来的にPCIe 5.0 GPUを使いたい / 拡張性を重視 | GAMING X GEN5 |
無線LANやBluetoothを使いたい / 配線を減らしたい | GAMING X AX |
両方のメリットを兼ね備えた全部入りモデルは存在しないため、自分の使い方に合った優先順位をつけることがポイントです。
拡張性・電源設計も優秀
GIGABYTE B760 GAMING Xシリーズは、ミドルクラスながら拡張性と電源周りが非常にしっかり作り込まれているのが大きな特長です。
安定した動作はもちろん、長く安心して使い続けられる構成を求めるユーザーにとって、非常に魅力的な設計となっています。
強力な電源設計で第14世代CPUにも対応
本モデルは、12+1+1フェーズのデジタル電源設計を採用しており、高負荷時でも電力を安定してCPUに供給できるように設計されています。
これにより、Intel第14世代Core i7やi9といった高性能CPUでもしっかりと性能を引き出すことが可能。
冷却性にも優れており、VRMヒートシンクも大型で放熱性が高いため、ゲームや動画編集などの高負荷作業も安心です。
必要十分な拡張スロットとM.2スロットを搭載
拡張性の面でも非常にバランスが良く、以下のようなスロット構成になっています。
スロット
- PCIe x16スロット ×1(※GEN5モデルはPCIe 5.0対応)
- PCIe x1スロット ×2
- M.2スロット ×2(うち1基はヒートシンク付き)
- SATAポート ×4
これにより、最新のグラボはもちろん、キャプチャーボードや拡張カード類も余裕を持って増設可能です。
また、NVMe SSDを2枚搭載できるM.2スロットがあるため、起動用+ゲーム用といった使い分けもスムーズ。将来的にストレージを拡張したくなっても安心の構成です。
まとめ:B760でPCIe 5.0対応は「買い」かも!
ここまで見てきた通り、GIGABYTE B760 GAMING Xシリーズ(特にGEN5モデル)は、ミドルクラスながら最新規格にしっかり対応しており、「コストを抑えつつも、次世代環境に備えたい」ユーザーにとって非常に魅力的な選択肢になっています。
特に注目すべきは、上位チップセットであるZ790と比べても引けを取らない拡張性と電源設計を持ちながら、価格は抑えめという点。
さらに、PCIe 5.0×16スロットを備えているため、将来的に登場するであろう次世代GPUにもフル対応可能で、長期的に使える安心感があります。
B760マザーボードでここまで盛り込んだ仕様は珍しく、コスパを重視するゲーマーや自作ユーザーにとって穴場といえる存在です。
もし今、Intel第13世代・第14世代CPUを使っていて、「次のGPU世代も見越したパーツ選びをしたい」「PCIe 5.0環境を手頃に構築したい」「将来的な拡張性や安定性も確保したい」と考えているなら、この「GAMING X GEN5」はまさに買いと言えるモデル。
Z790マザーほど高価ではないけれど、実用性は非常に高い。そんなちょうどいい一枚を探している人にピッタリのマザーボードです。
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