NVIDIAの最新フラッグシップGPU GeForce RTX 5090。
発売直後は50万円近いプレミア価格で取引され、今年の夏には一転して定価割れの38万円台まで下がるなど、ここ一年で激しい価格変動を見せてきました。
しかしその状況が、2025年10月後半を境に再び大きく変わり始めています。
「価格が落ち着いた」と思われていたRTX 5090が、わずか数週間で38万円→42万円超へ急騰し、再びユーザーの間で話題と混乱を呼んでいるのです。
しかもこの値上がりは日本だけの現象ではなく、ドイツをはじめとした海外でも最安モデルの在庫が消滅、AIBメーカー価格の上昇、最大10%の値上げといった同様の動きが確認されています。
では、なぜRTX 5090は再び値上がりしているのでしょうか?
その裏には、円安・DRAM価格の上昇・NVIDIAの供給戦略・世界的な半導体需給の変化など、複数の要因が複雑に絡み合っています。
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- RTX 5090の最新価格推移(38万円→42万円への急騰の流れ)
- なぜRTX 5090の価格が再び値上がりしたのか、その具体的な理由
- 円安・DRAM価格・NVIDIAの供給戦略など、値上がりの背景となる要因
- 海外(ドイツなど)でも起きている世界的な高騰の実態
- 今後の価格は下がるのか、さらに上がるのか?今後の予測
- RTX 5090を“買うべきか・待つべきか”の判断基準

今回の記事では、RTX 5090が再び値上がりしている理由について解説します!
RTX 5090の価格推移|38万円から42万円へ急騰した経緯

発売以来、常に注目を集めてきたNVIDIAのフラッグシップGPU GeForce RTX 5090。
その価格推移は、ここ一年だけでも「品薄で高騰 → 定価割れ → 再び高騰」という、ジェットコースターのような動きを見せています。
特に2025年10月後半からの急騰は、多くのユーザーにとって予想外だったはずです。
ここでは、38万円前後まで下がっていたRTX 5090が、なぜ短期間で42万円超まで跳ね上がったのか、時系列でわかりやすくまとめます。
RTX 5090は発売と同時に世界的な品薄となり、日本国内では定価39万8,000円を大きく超える45〜50万円台で取引されていました。
AIブームによるGPU需要、早期購入を狙うユーザーの殺到が重なり、ハイエンドGPUでは恒例の初動高騰が起きた形です。
5月頃から供給状況がようやく落ち着き始め、夏に入ると状況はさらに改善。
市場にはPalit、GIGABYTE、MSIといったAIBメーカーの在庫が潤沢に並び、価格は一時38万円台まで下落しました。
特に一部ショップでは、定価39.8万円が実売38.0万円という値下げも確認され、「ようやく買いやすい時期が来た」と話題になっていました。

10月上旬までは、39万円前後の価格帯でAIBモデルの在庫が比較的豊富。
値上げの兆候もなしという落ち着いた状態が続いていました。しかしこれは静かな嵐の前触れでした。
10月中旬を境に、最も価格帯の安かったPalit製、GIGABYTE製のモデルが店頭・通販から消え始めます。
数日後には、「38万〜40万円帯のモデルが完全に消滅」という状態になり、価格帯の底が一気に持ち上がりました。
在庫枯渇と為替変動が重なり、10月末にはついに最安価格も38万円が42.2万円と大幅に上昇。
つまり、わずか数週間で+4万2,000円の値上がりが起きたことになります。
さらに定価(39.8万円)と比べると、+2万4,000円の割高となっており、完全に高騰フェーズへ逆戻りした形です。
現在の最安値と価格差|わずか数週間で4万円以上の上昇

RTX 5090は、2025年10月に入るまで「ハイエンドなのに買いやすい」という珍しい状況が続いていました。
しかし10月後半を境に、状況が一変します。最安値は短期間で急上昇し、ユーザーからも「買い時を逃した」という声が多く聞かれる事態となりました。
ここでは、定価割れ→高騰へと転じた最新の価格状況と、その差額の大きさをわかりやすく整理していきます。
複数の主要ショップの価格を確認した結果、2025年10月31日時点でのRTX 5090の国内最安値は42万2,000円。
これは、つい数週間前に見られた「38万円台」という数字からは想像できないほどの急騰です。
以前まで市場に多く出回っていたPalit製、GIGABYTE製、MSI製の一部モデルといった4万円台前半になる価格帯のモデルが軒並み姿を消したことが直接の理由で、市場全体の最安値ラインが強制的に引き上がりました。
わずか数週間の間に最安値は40万円を突破し、約4万2,000円もの上昇が発生した計算になります。
この価格差は、グラフィックスカードの購入判断に大きく影響するレベルであり、「数日前に買っていれば4万円以上安かった」という、典型的な買い時を逃したパターンといえるでしょう。
RTX 5090の定価は39万8,000円ですが、現在の最安値42.2万円はそこから+24,000円の上乗せとなっており、デビュー直後の高騰期に近い価格帯まで戻りつつあります。
「夏〜10月上旬にかけて定価割れが続いた」という状況を知っているユーザーにとっては、なおさらこの上昇幅の大きさが際立ちます。
今後の価格はどうなる?下落の可能性はあるのか

RTX 5090の価格は、2025年10月後半から急速に上昇し、現在は42万円台が当たり前の相場になりつつあります。
では、今後この価格は下がるのか、それともさらに上がるのか?
ここでは、最新の市場動向や半導体の供給状況を踏まえて、今後の価格予測を解説します。
円安が続く限り、大幅な値下げは期待しにくい
まず最初に押さえておくべきは、為替レートが価格に直結しているという点です。
現在の円相場は154円前後と大きく円安が進行しており、輸入品であるGPUの価格にそのまま影響しています。
もし為替が150円台→140円台などに戻れば値下げの余地はありますが、専門家の多くは「しばらくは円安基調が続く」という見方を崩していません。
DRAM(GDDR7)の価格上昇が根本的な問題
RTX 5090のコストの大部分を占めるのがGDDR7メモリですが、ここ数ヶ月でDRAM価格全般が上昇傾向にあります。
- AIデータセンター向けメモリ需要の急増
- 先端プロセスの歩留まり改善の遅れ
- 世界的な半導体供給不足の再燃
これらの影響で、AIBメーカーがGPUを製造するコストそのものが上がっており、供給価格が再び引き上げられている可能性が高いと見られています。
そのため、仮に在庫が改善しても、製造コストが高いままなら小幅な値下げしか起こらないケースも十分あり得ます。
NVIDIAの供給戦略がタイトになっている可能性
ドイツでも価格上昇が確認されていることから、今回は日本だけの問題ではなく、グローバルで供給が締まり始めていることが明らかになっています。
AI市場の拡大により、NVIDIAはデータセンター向けGPUを優先しているという指摘もあり、その影響でゲーミングGPUの供給量が減少、卸価格の見直し、低価格帯モデルから順に在庫が消えるといった動きが起きています。
以下の条件が同時に続いているため、むしろこれ以上の高騰すらあり得ます。
これらを考えると、下がる要因よりも上がる要因のほうが多いのが現状です。
特に為替が155〜160円台を突破すれば、RTX 5090が43〜45万円台に再突入する未来も十分あると考えられます。
まとめ|RTX 5090は世界的な構造変化で値上がり中。買い時は慎重に

しかし今回の値上がりは、単なる一時的な在庫不足や転売需要ではなく、
世界的な半導体市場の変動、DRAM価格の高騰、深刻な円安など構造的な要因が複合的に絡み合っている点が最大の特徴です。
ドイツをはじめとした海外でも同様に最安モデルの在庫が枯渇、10%超の値上げ、AIBモデルの価格改定疑惑などが発生しており、世界規模で高騰の流れが起きていることが明らかになっています。
このことから、「円安が落ち着けば元に戻る」といった単純な問題ではない可能性が高いと言えます。
今のハイエンドGPU市場は、AI需要や半導体供給の逼迫など、これまでとは異なる構造的な価格上昇圧力の中にあるため、RTX 5090だけでなく今後の RTX 50/60 シリーズ全体にも影響が波及する可能性があります。
今後も価格変動は続くと考えられるため、情報収集とタイミングの見極めがこれまで以上に重要になっていくでしょう。
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