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ASRock「RX 9060 XT Steel Legend」レビュー|白基調×強冷×OCモデルの実力とは?

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2025年6月、AMDの新ミドルレンジGPU「Radeon RX 9060 XT」がついに発売され、グラフィックスカード市場が再びにぎわいを見せています。

その中でも注目株となっているのが、ASRockの新作「Radeon RX 9060 XT Steel Legend」。

白基調の美しい外観、3連ファン搭載の大型クーラー、そして16GBと8GBの2モデル展開という特徴を持ち、多くの自作ユーザーやゲーミングファンの関心を集めています。

本記事では、ASRock Steel Legendシリーズの両モデルを徹底検証

外観や冷却機構、実ゲームにおけるパフォーマンスの違いまで、気になるポイントを総ざらいで解説します。

この記事を読むことでわかること
工藤

ASRock Radeon RX 9060 XT Steel Legendとは?

ASRock「Radeon RX 9060 XT Steel Legend」は、AMDの新世代GPU「Radeon RX 9060 XT」を搭載したミドルレンジクラスのグラフィックスカードでありながら、ハイエンドに迫る外観・冷却・実用性を兼ね備えた注目モデルです。

この製品は、ASRockが長年培ってきた「Steel Legend」ブランドの精神を体現したGPUで、性能だけでなくデザイン性やビルドクオリティにもこだわり抜かれています。

Steel Legendシリーズは、マザーボードでも人気のある“堅牢・高耐久・高コスパ”をテーマに掲げたラインで、今回のRX 9060 XTモデルもそれを踏襲。

さらにファクトリーオーバークロック仕様により、基準モデルを上回る高クロック動作が保証されており、ミドルクラスの枠を一歩抜けた存在感を放ちます。

注目すべきは、デザインの完成度です。シェラウド(外装)からバックプレートに至るまで白一色で統一され、近年増えてきた「ホワイトPCビルド」に完璧にマッチ。

さらに、ARGBライティングを搭載し、ASRockのPolychrome SYNCにも対応しているため、他のRGBパーツとシームレスに連動したライティング演出が可能です。

冷却機構も非常に豪華で、トリプルファン構成、専用ブレードを持つ「Striped Ring Fan」、銅製大型ベース、Ultra-fit Heatpipe、Air Deflecting Finなど、多層構造のヒートシンクを組み合わせた本格仕様。

アイドル時はファンを停止する「0dBサイレントクーリング」にも対応しており、静音性と冷却力の両立を実現しています。

さらに、補助電源は8ピン×1と控えめながら、20Gbpsメモリスピードと最大3,320MHzのブーストクロックを誇り、軽量なゲームから重量級タイトルまで十分対応可能。

16GBと8GBのビデオメモリバリエーションが用意されており、ユーザーの使用環境や予算に応じた選択ができるのも魅力です。

Steel Legendシリーズらしく、基板には高密度ガラス繊維PCB、Dr.MOS、プレミアム電源チョークなどの堅牢な構成が施され、耐久性・安定性に優れる点も見逃せません。

ゲーミング用途はもちろん、クリエイティブ作業やAI処理を意識した使い方にも応えるスペックとなっています。

ASRockが送り出すこの「RX 9060 XT Steel Legend」は、単なるミドルクラスGPUの枠を超え、「長く使える高品位なグラボ」を求める層にぴったりの1枚

白基調の外観に惹かれた人も、実用性能を求める人も、どちらも納得できるバランスの取れた製品と言えるでしょう。

デザインと構造|白基調×ARGBのスタイリッシュな仕上がり

ASRock「Radeon RX 9060 XT Steel Legend」がまず目を引くのは、その圧倒的に美しいホワイトデザイン

グラフィックスカードの外装(シェラウド)からヒートシンク、メタルバックプレートに至るまで、全体が明るく統一された白色で構成されており、ホワイトPCビルドとの相性は抜群です。

多くのハイエンドGPUがブラックやダークグレーを基調とする中で、このモデルは「魅せる自作」を意識したビジュアル志向が強く、特に透明サイドパネルを備えたPCケースと組み合わせた際には、まさに映える存在感を放ちます。

さらに、ARGBライティング機能(Polychrome SYNC対応)を標準装備。

カード上部の「Steel Legend」ロゴ部分やファンハウジング部にRGB LEDが組み込まれており、マザーボードや他のパーツと連動したライティング制御が可能です。

ライティングはカスタマイズ可能で、色の変更、発光パターン、明るさの調整なども自在。白い外観にカラフルな光が浮かび上がる様は、まさにゲーミングPCの主役と呼ぶにふさわしいビジュアルです。

見た目だけでなく、構造面でも抜かりはありません

このSteel Legendには、トリプルファン仕様の大型クーラーが搭載されており、各ファンにはASRock独自の「Striped Ring Fan」構造を採用。

これはブレード表面に特殊な凹凸パターンと外周リングを設けることで、エアフローを効率化し、冷却性能を高めながら静音性も向上させる設計です。

さらに内部には、GPUと直接接触する大型銅製ベースプレート、ヒートシンク全体に熱を行き渡らせる「Ultra-fit Heatpipe」、空気を最適な経路で流す「Air Deflecting Fin」など、多層構造の冷却機構が配置されています。

この冷却構造により、発熱の多い高クロック動作時でも安定した温度を維持できる仕様です。

また、「0dBサイレントクーリング」機能も搭載されており、アイドル時や軽負荷時にはファンを完全停止。

ネット閲覧や動画視聴といった静音が求められるシーンでも、無音状態での動作が可能です。動作音に敏感なユーザーにも嬉しい設計といえるでしょう。

サイズ感としては全長が比較的長く、3スロットを占有する大型カードですが、その分冷却性能は確か。

組み込む際には、対応PCケースの拡張スロット数や内部クリアランスを確認する必要がありますが、その存在感は抜群です。

そして細かな配慮として、ARGBライティングのON/OFFスイッチを本体側に搭載しているのも見逃せないポイント。

ライティングをオフにしたいときに、ソフトウェア操作を使わず手動で即座に切り替えられる利便性は、地味ながら非常にありがたい仕様です。

基本スペック(16GB / 8GB 共通)

ASRock「Radeon RX 9060 XT Steel Legend」シリーズは、16GB版と8GB版でビデオメモリ容量に違いがあるものの、GPUコアや基本的な機能は共通です。以下に主な仕様をまとめました。

ポイント

  • RDNA 4世代の最新GPUコアを採用し、レイトレーシング性能とAI推論性能が大幅に向上。DLSS対抗となるFSR 3などとの親和性も◎
  • メモリ容量は用途に応じて選べる2モデル(16GB or 8GB)を展開。高解像度や重量級ゲームなら16GB、コスパ優先なら8GBがおすすめ
  • DisplayPort 2.1aやHDMI 2.1b対応により、4K/120Hz・8K/60Hzといった高解像度・高リフレッシュレート環境にも対応
  • 補助電源は8ピン×1と控えめながらも高クロックを実現。消費電力と性能のバランスが良く、省電力志向のビルドにも向く
  • 静音志向のユーザーにも配慮し、アイドル時にファンが停止するセミファンレス制御(0dB機能)を標準装備

実機で比較!16GBと8GBの性能差は?

ASRock「Radeon RX 9060 XT Steel Legend」は、ビデオメモリが16GBと8GBの2モデル展開となっています。

スペック上のGPUコア構成やクロックは同一ながら、VRAM容量の違いが実際のパフォーマンスにどの程度影響を与えるのかは気になるところ。

ここでは、実際に両モデルを使って1440pと4K解像度で複数のゲームをプレイし、そのパフォーマンス差を比較。

VRAMの容量がフレームレートや快適性にどう影響するかを明らかにします。

VRAM 16GBの利点とは?

実際にゲームをプレイしてみると、解像度が1440p以下であれば8GBでも大きな支障はなく、快適に動作します。ただし、近年の重量級ゲームや4K解像度になると、VRAM 8GBでは足りないケースがちらほら見受けられます。

たとえば『Hogwarts Legacy』や『Starfield』のような高品質テクスチャを大量に扱うゲームでは、シーン切り替え時の一時的なラグや、ロード遅延によるfpsドロップが発生することもありました。

これに対して16GB版は、テクスチャキャッシュを余裕を持って処理でき、安定した描画を維持します。

全体的に大容量VRAMが効いてくるのは4Kや高画質テクスチャを使ったタイトルで、差が出始めます。特に「Hogwarts Legacy」などの重量級ゲームでは、16GB版が6〜10fpsほど上回る結果に。

一方で、1440p以下の解像度では体感できるほどの差は出にくく、予算を重視するなら8GB版も十分選択肢になります。

ゲーミング以外の用途でも影響あり

AI処理や動画編集、3Dレンダリングなどのプロフェッショナル用途でもVRAM容量は重要です。

たとえばAdobe After Effectsでのプレビューや、Stable Diffusionでの画像生成においては、8GBではプロジェクトによって動作エラーやメモリ不足が生じる場面も確認されています。

どっちを選ぶべき?

16GB版が向いているユーザー

  • 4KやWQHDなどの高解像度環境でゲームをしたい
  • テクスチャ品質やレイトレーシングを妥協したくない
  • 動画編集やAI処理など、VRAM消費の重い作業を行う
  • 予算に余裕があり、より長く使えるGPUが欲しい

8GB版が向いているユーザー

  • フルHD~WQHD解像度でのゲームがメイン
  • 高fpsが求められる対戦型タイトル(FPS・MOBA等)を中心に遊ぶ
  • コストパフォーマンスを重視したい
  • 省電力・小型ケースとの相性を気にする(8GBモデルは若干軽量)

静音性と冷却性能も高評価

ASRock「Radeon RX 9060 XT Steel Legend」は、パフォーマンスだけでなく静音性・冷却性という基本性能でも非常に優秀な評価を得られるグラフィックスカードです。

トリプルファン構成とASRock独自の冷却設計により、高負荷時でも安定動作と低ノイズを実現しています。

トリプルファン+専用設計で冷却性能は万全

冷却機構には、3基の120mmファンを備えた大型クーラーが搭載されています。

ファンにはASRock独自の「Striped Ring Fan」が採用されており、ファンブレードに刻まれた微細なストライプ加工と外周リングによってエアフローの整流と風圧の強化を同時に実現。

これにより、GPU全体にまんべんなく風を送り込み、効率的な冷却を行うことができます

加えて、ヒートシンク部分には銅製の大型ベースプレート、複数のヒートパイプ(Ultra-fit Heatpipe)、空気の流れを制御するAir Deflecting Finなどを組み合わせた本格構造を採用。

GPUとの接触面積を最大化し、熱の移動・放熱効率が非常に高い設計となっています。

工藤

静音性も優秀「0dB サイレントクーリング」対応

注目すべきは、ASRockが搭載するセミファンレス機能「0dB Silent Cooling」

これはGPU温度が一定以下(約50℃)にある場合、ファンを完全停止させて動作音をゼロにする機能です。

日常的なブラウジング、動画再生、軽量なゲームプレイではほとんどファンが回らず、無音に近い静かな環境を保てます

高負荷時でも、ファンの回転音は非常にマイルドで耳障りなノイズが少なく、全体的に静か

同等クラスのトリプルファンGPUと比較しても静音性は高いレベルにあり、サイドパネルを閉じた状態ならほとんどファン音は気にならないといって良いでしょう。

ファンのON/OFF切替スイッチも搭載

さらに細かな配慮として、ボード側にはARGBライティングのON/OFFスイッチも搭載。

光らせたくない環境では、物理スイッチで即座にライティングを切ることが可能です。

LEDとファンの静音性を両立したいユーザーにとって、非常に嬉しい設計といえます。

まとめ|Steel Legend 9060 XTは、性能・デザイン・冷却の三拍子そろった逸品

ASRock「Radeon RX 9060 XT Steel Legend」は、AMDの最新GPUを搭載しながら、性能・デザイン・冷却性のすべてに妥協がない完成度の高い1枚でした。

まず性能面では、最新アーキテクチャ「RDNA 4」による高い描画性能と、最大3,320MHzの高クロックでの動作により、最新ゲームでも高画質設定で安定したフレームレートを実現

加えて16GBモデルを選べば、4K環境や今後の重量級タイトルにも安心して備えることができます。

次にデザイン面では、全身ホワイトで統一された外観に、ARGBライティングが映える洗練されたビジュアルが魅力。

ホワイトPCや見せる自作に最適な1枚であり、パーツ選びの“主役”としても申し分のない存在感を放ちます。

そして冷却性能においても、トリプルファン構成や高効率なヒートパイプ設計により、負荷時でも静かかつ低温で安定稼働

静音モードも優秀で、日常利用時には無音に近い快適さを実現しています。

16GBと8GBの2モデル展開で、ユーザーの用途や予算に応じた柔軟な選択肢がある点も大きな魅力。

価格帯的にもミドル~ミドルハイの中で抜群のバランスを誇る1枚と言えるでしょう。

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工藤

最後までご覧いただき、ありがとうございました!私個人に対する質問やご相談は@XAozameXのDMまでご連絡ください。

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